LINE、2025年第1四半期にミニDappとDappポータルをリリース予定—Kaia WAVEプログラムで150以上のプロジェクトを公開へ

LINEのグループ会社であるLINE NEXTは、2024年12月12日に、LINEメッセンジャーを基盤としたミニDapp(分散型アプリケーション)およびDappポータルサービス「Dapp PORTAL」を、2025年第1四半期にリリースする予定であると発表しました。

これに伴い、Kaia DLT財団と共同で進行中のWeb3開発者支援プログラム「Kaia WAVE」を通じて、最終選定された30のプロジェクトが公開されました。

「Kaia WAVE」は、Web3開発企業を育成し、ブロックチェーンエコシステムの活性化を目的としたプログラムで、今年9月からの3ヶ月間で800以上のチームからの応募がありました。

来年上半期までに150以上のプロジェクトが公開される予定であり、選定されたプロジェクトは、Kaia基盤のDapp開発プラットフォームを活用し、手数料の減免やマーケティング支援、投資機会などのサポートを受けられます。

開発者はこれらの支援を活かして、LINEメッセンジャー基盤のミニDappを開発し、Dappポータルを通じて2025年第1四半期以降、段階的にリリースを行う予定です。

ユーザーは、LINEメッセンジャー内で多様なDappを利用でき、サービスを通じてリワードの受け取りや取引が可能となります。

最終選定されたプロジェクトの一部として、人気サッカー漫画『キャプテン翼』を基にしたカジュアルゲーム「Captain Tsubasa-RIVALS-on LINE」や、健康リワードアプリ「SuperWalk」を開発したチームによる新作「Superz」、アニメ・漫画・ゲーム(ACG)スタイルのMOBA世界観を基にした放置型ミニDapp「Heroic Arena」、Pluto Studioによる作品「Bombie」などが紹介されています。

また、LINE NEXTは、Kaiaチェーンを基盤としたミニDappを簡単に開発・展開できるSDK(ソフトウェア開発キット)を公開しました。

これにより、「Kaia WAVE」に選ばれた開発企業だけでなく、多様で競争力のある開発者もプラットフォームを活用して効率的にWeb3サービスを開発できるよう支援し、Web3エコシステムの大衆化を目指しています。

なお、Finschiaは、LINE独自開発のプライベートチェーンである「LINE Blockchain」がリブランディングを行い、名称変更したブロックチェーンであり、Klaytnは韓国カカオの子会社であるGround Xが2019年に開発したブロックチェーンです。

出典

LINE基盤のミニDappが来年Q1リリースへ、150プロジェクト公開予定

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