2024年12月1日から12月7日にかけて、主要な仮想通貨に関する重要な動きがありました。以下、各通貨の動向をまとめます。
ビットコイン(BTC)
ビットコインは初めて10万ドルを突破し、新たなマイルストーンを達成しました。しかし、韓国の政治的不安定を受け、一時93,000ドル台まで下落。
その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長のポジティブな発言を受け、価格は反発し、104,000ドルの高値を記録しました。
一方、6日朝にはフラッシュクラッシュが発生し、Bybitでは一時90,000ドルまで急落する場面もありました。
イーサリアム(ETH)
イーサリアムは再び注目を集め、7日に4,000ドルの大台を超えました。
これは、トランプ次期政権下でイーサリアム現物ETFの承認可能性が浮上したことが背景にあります。
投資銀行バーンスタインは、仮想通貨に友好的な米国証券取引委員会(SEC)によって、イーサリアムのステーキング利回りが承認される可能性が高いと予想しています。
一方、ジャスティン・サン氏のチームが大量のETHを取引所に入金しており、利確のための売却が進んでいるとみられています。
XRP
XRPは、トランプ氏の当選確実やSEC委員長の退任確定などの強気材料を受け、過去30日間で334.6%の上昇率を記録しました。
また、リップル社が発行するステーブルコイン「RLUSD」が12月4日にニューヨーク州でローンチされるとの噂がありましたが、同社は5日にこれを否定し、現在もニューヨーク金融サービス局(NYDFS)と協力して最終的な承認を得るための手続きを進めていると発表しました。
スイ(SUI)
スイ(SUI)は史上最高値を更新し、4.4ドルを記録しました。
この上昇の背景には、DeFiにおける総預かり資産(TVL)と取引量の増加、そしてソラナの主要ウォレットであるPhantomがSUIブロックチェーンに対応する計画を発表したことがあります。
PhantomはiOSのApp Storeの金融カテゴリーでトップのダウンロード数を誇り、月間アクティブユーザー数が700万人に達しています。
この対応により、SUIの発展に大きな追い風となることが期待されています。
2025年の注目銘柄
米大手ベンチャーキャピタル企業アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)は、2025年の仮想通貨分野で期待できる展開として、AIエージェント関連銘柄、分散型ID、ブロックチェーン上での国債発行プロジェクトなどを挙げています。
これらは、個人ユーザーや機関投資家向けの主流分野として注目されています。
出典: CoinPost