2025年1月3日、非カストディアル型仮想通貨ウォレット「Phantom」は、新機能「ソーシャルディスカバリー」のリリースに関連して浮上したトークンエアドロップの噂を公式に否定しました。
Phantomは公式X(旧Twitter)アカウントで、「この機能に関連してエアドロップを行うという憶測が出ていますが、明確に申し上げると、トークンをローンチする予定はありません」と強調しました。
新機能「ソーシャルディスカバリー」は、ユーザーがプロフィールを作成し、他のユーザーを友達として追加できる機能です。
プロフィールの公開設定は「公開」「非公開」「インビジブル」の3段階から選択可能で、ユーザー同士の交流を促進することを目的としています。
一部の仮想通貨コミュニティメンバーは、この新機能の導入に伴い、ユーザーが他者をフォローしたりフォローされたりすることでトークンを獲得できると主張し、トークンローンチへの憶測を煽っていました。
しかし、Phantomはこれらの噂を明確に否定し、トークン発行の予定がないことを再度確認しました。
Phantomは2021年にカリフォルニア州サンフランシスコで設立され、CEOのブランドン・ミルマン氏、最高製品責任者のクリス・カラニ氏、最高技術責任者のフランチェスコ・アゴスト氏によって創業されました。
同社は非代替性トークン(NFT)のセキュリティを求めるユーザー向けに非カストディアル型サービスを提供しており、2024年4月には月間アクティブユーザー数が700万人に達したと報告しています。
さらに、2024年11月20日には、仮想通貨市場がドナルド・トランプ氏の大統領選挙勝利後の高騰を受けて盛り上がる中、PhantomがApple App Storeの「ユーティリティ」カテゴリで一時的に2番目に人気のあるアプリとなりました。
しかし、最近の数カ月間でPhantomは課題にも直面しています。
iPhoneユーザー向けのアプリがリセットされ、リカバリーフレーズを覚えていない場合はウォレットにアクセスできなくなる問題が報告され、開発者は緊急アップデートを余儀なくされました。
この問題により、あるユーザーは約60万ドル相当の資産を失ったと報告しています。
Phantomは、ユーザーエクスペリエンスの向上とセキュリティ強化に努めており、今後も新機能の開発や既存機能の改善を続けるとしています。
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